私は仕事でありがたいことに少し指導的な立場や人事や教育をする立場にあるのだが、気になっている物の言い方に
「〜〜ってどうしたらいいですか?」
という質問の仕方がある。
20代の若手に聞かれることが多いのだが、入社が私よりも後の年上の後輩にも同じように質問されることがある。
私も「どうしたらいいですか?」という聞き方で上司に質問をすることはあるのだが、明確に今「どうしたらいいですか?」質問をしているな、と自分の中で意識して、本当はこのような聞き方はしない方がいいのになと自覚を持ちながら質問している。
私がこの質問をあまりよくないと思う点は、やはり自分で考えること、自分なりの答えを持っておくこと、答えはある程度考えていたとしてもその答えを自分の意見として表明することを怖れていることが垣間見えるからである。
よくネタとしてリクルートという会社は、「お前はどうしたい?」と上司が部下に聞いていると言われている。
本当か嘘か定かではないが、自分はどうすべきだと考えているのか自分の意見を持って、それを許可をもらうという形で上司に表明することはとても大切だと思う。
まず自分の意見を持って上司に聞くことで、その時点での自分の考え方や判断が正解や最適解にどの程度まで近づくことができたのか検証することができる。
はじめから丸投げした質問を上司に投げて、その答えを聞いているうちはただのインプットの仕事になってしまうと考えている。